住居を決める

今の家は、実際に確認せずに契約しました。

アメリカの学期は9月に始まり翌年6月上旬に終わります。
5月くらいから9月まで、不動産物件が最も動く時期です。
NY州ウェストチェスター郡では、賃貸物件は、大家さんが、次の借主が入る2か月前から、次の借主の候補者達に家の中を「内覧」させるそうです。そのため、「内覧」する際には、前の借主がまだ住んでいることが多いそうです。
私は6月下旬にアメリカに来る予定でしたので、6月下旬から7月上旬に入れる物件を契約する必要がありました。
それらの物件は、4月下旬から5月上旬に、「内覧」することになります。
その時期は私は忙しく、とんぼ返りで「内覧」のためにアメリカに来ることもできませんでした。
そうなると、活躍するのは自分のエージェントです。エージェントが私の代わりに「内覧」し、写真をたくさん撮って送ってもらい、それらを見た上で判断しました。

そもそも4月下旬から5月上旬に「内覧」する物件を絞り込むためには、3月から4月にかけてライの物件をネット上で探しまくりました。
ライは、自分が払える範囲(月5000ドル〜6000ドル)の一軒家の賃貸物件(3ベッドルーム以上)はあまり多くなく(月7000ドル以上であれば、もう少し物件がある)、建物が隣の家と壁でくっついているタウンハウスやデュープレックスであれば少なからず物件がありました。
ネット上で、ライ市、家賃、ベッドルーム数等を入れると、かなりの数の物件が出てきますが、実際にライ市にあり、戸建てで3ベッドルームとなると、自分が払える範囲のものは、多くて5、6件しか出てきませんでした。
それらの物件のエージェント(米国人だけでなく日本人もいます)の連絡先にメールをし、何度かやりとりをしていくうちに、そのエージェントが頼りになるかどうかがわかってきます。そのような過程を経て、エージェントを絞り込み、結果的には日本人のエージェントにしました。

6月下旬にこちらに来て、初めて「内覧」するようでは、タイミング的に、「残り物」しかないと言われました。7月から「内覧」し始めても、入居できるのが9月上旬の可能性あったので、娘二人の学校(High SchoolとMiddle School)の新学期に間に合わなくなる可能性も考慮して(仮にそうなった場合、2か月間もホテル暮らしすることになり、環境的に耐えられなかったでしょう。また、住んでいる学校区の学校に通うためには、賃貸契約書を学校に提出する必要があり、学校が始まるまでに契約できていないと、娘たちは、そもそも学校に通えないことになります。)、エージェントに4月下旬に「内覧」してもらい、写真をたくさん送ってもらって判断し、5月のGW中に、正式に「契約」しました。(入居日は7月1日)

契約後、家主にセキュリティ・ディポジット(敷金)2か月分+最初の月の家賃を払い、エージェントへの謝金(家賃の1か月分)を払いました。そう、家賃4か月分がキャッシュで必要なのです。

7月1日に入居した後のことは、また次回に。